セカンド(Type II)を代表する2ポケット・デニムジャケット
Levi's 507XXは、1953年に登場したデニムジャケット(Gジャン)で、Levi'sのジャケット系譜では「セカンド(Type II)」と呼ばれます。1着目の506XX(Type I/ファースト)の後継として登場し、1962年頃まで生産され、その後はV字シームの557XX(Type III/サード)へ移行しました(生産終了年は1961〜1962年で資料により幅があり、月単位の境界は諸説あり)。506XXとの大きな違いは、(1)胸ポケットが1つから2つになったこと、(2)背中のシンチバック(バックル留め)が廃止され、左右のウエストアジャスター(サイドのボタン留めタブ)に変わったこと、の2点とされます。
作りとディテール
フロントには左右にナイフプリーツが入り、横のステッチを解くと身幅が少し広がる仕様。胸の2つのパッチポケットはボタン留めフラップ付きで、ポケット下のコーナーは隠しリベットではなくバータック(閂止め・糸はレモンイエロー)で補強されています。生地は赤耳(セルビッチ)デニムで、前立て(プラケット)の内側に赤耳が見えます。カフスのベント(開き)にはリベットが使われます。赤タブは大文字「LEVI'S」のBigEで、両面に刺繍が入る「両面タブ」が基本です(両面タブは1953年に導入されたとされる)。これらの構造的特徴は507XXの生産期間を通じてほぼ共通で、Type IIであることの目印になります。
年代差とパッチ
507XX期内でわかりやすい年代差は、ネック(首裏)のパッチ素材です。初期はレザー(革)パッチ、のちに紙(プレスカード)パッチへ移行したとされ、移行時期は1950年代半ば頃とされますが、ピンポイントの年は資料により幅があり要確認です。レザーパッチ個体は古く、市場評価も高い傾向。トップボタン裏の刻印数字は製造工場を示す番号とされ、製造年そのものではない点に注意します(1〜2桁=当時物、3桁=LVC等の復刻に多いとされる)。
カルチャー・ビンテージ市場での評価
アメリカの労働着として広く着られ、のちにファッションアイテムとして再評価された定番です。市場ではレザーパッチの有無・赤耳・ボタン裏刻印・パッチの残存状態などオリジナルディテールの状態が価値を左右するとされます。相場は時期により変動します。
年代の見分け方(早見)
以下の順に見ると絞り込みやすい。
(1)シンチバック(バックル)が有れば506XX/無くサイドのアジャスター=507XX以降
(2)胸ポケットが1つ=506XX/2つ=507XX以降
(3)プリーツ有り=507XX/プリーツ無しでV字シーム・尖りポケット=557XX(Type III・1961〜1962頃移行とされ諸説あり)
(4)ネックのパッチがレザー=初期/紙=後期(移行は1950年代半ば頃・諸説あり)
赤タブは全期BigE(小文字のsmallEは1971年以降のため507XXには付かない)、ケアタグも付きません(米国のケアラベル義務化は1971年公布・1972年施行のため)。各移行時期には諸説あり、ボタン裏刻印などは個体で確認するのが確実です。
バリエーション
販売中の商品
現在販売中の商品はありません
ノート
まだノートがありません。最初の投稿をしてみよう。
関連ブランド / モデル
このモデルページのファウンダーleo

Levi's
