ジッパーフライ・ジーンズの先駆け
Lee 101Zは、世界初のジッパーフライを採用したジーンズとされるモデルです。登場時期は資料により1926年とも1927年ともされます(Lee公式は1927年とする)。原型は1924年(資料により1926年とも)発売の「カウボーイパンツ」(1925年に品番101が付与)で、ここにジッパーを組み込んだ派生が101Zです(Z=ジッパーフライ、B=ボタンフライを指すとされる)。Leeはジッパー付きオーバーオール類の愛称を公募して開閉音から「Whizit」と名付け、これがカウボーイパンツへのジッパー採用=101Zにつながったとされます。
作りとディテール
生地はLee伝統の左綾(レフトハンドツイル)デニムで、穿き込むと脚にねじれが出るのが持ち味。バックポケットには1944年に導入された「Lazy S」ステッチ、初期はグリッパー式ジッパー、レザーパッチ、片耳(ハーフ)セルビッチ、チェーンステッチの裾などを備えます。
カルチャーとの接点
1950年代には俳優ジェームズ・ディーンがLeeを愛用したことで知られ、映画『理由なき反抗』(1955年)での着用も伝えられます。ワークウェアから若者のファッションへ広がる象徴的な一本となりました。
ビンテージ市場での評価
人気が高いのは主に1940年代後期〜1950年代の個体で、レザーパッチ・グリッパージッパー・Lazy Sなどオリジナルディテールの残り具合が価値を大きく左右するとされます。Levi'sの両耳セルビッチに対しLeeは片耳(ハーフ)で、球数の少なさやディーン人気もあって相場が立ちやすいとされます。
年代の見分け方(早見)
以下の順に見ると絞り込みやすい。
(1)タグの色と位置(中央の赤タグ→中央の黒タグ→脇の黒タグ→白タグ)
(2)ジッパー(グリッパー→TALON→YKK)
(3)Lazy Sの有無と革パッチの®/M.R.
バリエーション
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